自作バイオディーゼル燃料 報告のページ
BDF燃料 使用上の注意
水分 酸化 酸価 AV値 流動点降下 CFFP Low Pour Point
新燃料研究所
2017 BDF低温対策剤
http://green.ap.teacup.com/biofuel/4239.html
2017年11月
2012年 日本におけるバイオディーゼル技術水準 BDF技術水準
BDF 5つの約束 Bio Diesel Fuel 5 STAR
1: | てんぷら臭は健康被害 |
2: | 白濁水は下水に流しません |
3: | 吸着材はマニュフェストあり埋め立て処分 |
4: | グリセリン処分はマニュフェストあり |
5: | 軽油とまぜない |
バイオディーゼル燃料に使用される各種添加剤もエンジン型式の進化に対応が必要です。
酸化防止剤・流動点降下剤の コモンレール 対応確認が必要です。
酸化防止剤・流動点降下剤の DPF DPR 対応確認が必要です。
FAME BDF Bio Diesel Fuel バイオディーゼル燃料の利用に必要な使用上の注意について公開報告します。
バイオマスエネルギー利用技術のなかで、簡単・安価・迅速な効果のでるのがバイオディーゼル燃料の自作だと思います。
手軽にできるだけに、しっかりと基本注意知識を身に付けてください。おそらく、私のHPほど詳細なBDF使用上の注意情報は無いと思います。
日本一、世界一を目指します!
洗浄廃水の技術指導もできます。
1:公道を走行する車両に自作BDFを給油する場合、市販軽油との混合使用は法律違反です。
予め、所定の手続きを行って許可を受けないと混合・ブレンド使用は違法行為で禁止です。
1リットルあたり¥32−程度の納税義務があります。
2:車検証への記載は陸運事務所で¥72−で追記してもらえます。
3:2009年2月の法改正はしっかり理解しておいて下さい。
100% バイオディーゼル燃料の使用を断念した事例 2009年3月23日 京都新聞
2009年3月23日 京都新聞 |
新燃料研究所の見解
京都市BDF生産所として、技術水準側面と運営側面から考えてみる必要がある。
技術水準側面
1:原料受け入れにおいて、一定の幅を決めて業者より購入しており、投入アルカリ等の薬剤量は一定方式であった。
2:産官学の広範囲な結集があるも、設備は建設当時のBDF知見によるものであった。
3:自動車の排気ガスは テンプラ臭くても可 とする考え方があった。
4:自動車の燃費やパワーが 市販軽油より劣っていても可 とする考え方があった。
5:アンダーピッチや洗浄排水は隣接する市営焼却場での焼却処分であった、その結果 生産時のブレを観察できなかった。重要な手がかりである諸現象を観察する機会がなかった。
運営側面
1:産官学の広範囲な結集があるも、集団指導体制なので論理的整合性・一貫性ある方針と柔軟な臨機応変な対応がとれなかったのではないかと感じる。
2:先進生産所としての自負が縛りとなっていたように感じる。
3:民間への全面委託生産方式として、民間企業が運営していくのは採算性などから困難に思えるものの、議会や市民の課題意識によっては何かの編成変更を選択せざるを得ないように考える。
ナンバー 810
バイオディーゼル使用車です。
バイオディーゼル燃料は従前の軽油において生成していたガム物質を溶解させて燃料タンク内を清掃します。
その結果、粘着物質は燃料フィルターに捕捉されます。適時交換しないと燃料供給が不足します。
燃料フィルターの交換は利用開始後に必ず行なって下さい。
酸化防止剤の適正使用が必要です。
バイオディーゼル燃料関連薬品販売
酸化防止剤を適正に使用しない場合の危険 | ||||
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不具合内容 | 発生部位 | 実験内容 | 確認 | 特記事項 |
燃料供給不良 | 燃料フィルターの目詰まり | 強制酸化試験 | 2005 〜 2006 | 洗浄不足の場合に粘性増大 過酸化による樹脂状変性 |
金属腐食 | 燃料タンク 燃料フィルター金属筒 噴射ポンプ エンジンシリンダー | 強制酸化試験 金属浸沈観察 |
2006 | 第2液 第3液使用する生産所における 要注意事項 |
酸化防止剤の過剰使用に関する不具合はEUにおいて報告されています。公開講座で紹介済み 2006 中級講座
給油前・後の注意 | 発生する内容 |
生産BDFの触媒除去 | Naによる金属腐食 エンジン・燃料タンク 樹脂溶解 品質確保法に規定があります。 |
生産BDFのグリセリン含有物除去 | 燃料噴射ノズルへの付着 品質確保法に規定があります。 |
生産BDFの酸化 | 色の濃いほど 酸化度が高い一般傾向があります。影響度合いは研究中です。 原料の酸化度にも影響されるようです。品質確保法に酸価規定があります。 酸化が進行すると淡色になっていきます。光の影響大 食用化精製工程を有しない植物用油を原料にする場合は変性に特に注意すること。 酸化防止薬品があります。 ノッキングするBDF http://green.ap.teacup.com/biofuel/2258.html |
生産BDFの洗浄度合い | 納得いくまで洗浄しましょう。市販BDF生産装置によっては6回以上必要な事例が報告されています。 洗浄水のpH7以下でも満足しないで洗浄しましょう! 非水洗浄系には光学顕微鏡で観察して異物残留ないのを確認しましょう。 脂肪酸とセッケン http://green.ap.teacup.com/biofuel/2253.html |
生産BDFの水分含有率 | 市販軽油にはエンジンの潤滑性向上を目的に硫黄が添加されています。 大気汚染を減らそうと硫黄添加率が下がっています。エンジンに無理がかかる傾向にあります。 水が硫黄と反応して硫黄水 硫酸になってしまう危険を憂慮します。品質確保法に規定があります。 BDFには若干の吸水性があります。簡易水分判定薬品があります。 |
燃料フィルタの交換 | B20を初給油してから30日後、燃料フィルタを交換しました。 実物燃料フィルタ保存しています。 絶句 絶叫でした。すさまじい量の金属粉やら正体不明物質が・・・・・・・ FAME BDF 故障原因の考察 http://green.ap.teacup.com/biofuel/2036.html |
下部潤滑 オイルフィルターの交換 | 担当整備士によると、常識を超えたドロドロ固まりやスラッジや金属粉が認当するらしい。BDF20を入れて2月後ぐらいか? 実物オイルフィルタ保存しています。 |
給油後の効果 | 給油後、4kmぐらいから7kmで実感できます。 自作B1の場合。 原料や処理プロセスやエンジンによって異なるかと推察しています。 BDF濃度が高くなるにつれて放物線の頂点に向う曲線のように効果が増します。 黒い煙の発生がほとんどなくなります。エンジン音や車内振動が極端に低下します。 高品質のBDFの場合には 燃費の向上・パワーの増大・排気ガスからの天ぷら油臭が大幅に消えます。 |
燃料フィルタと潤滑油フィルタ交換後の効果 | 信じられないほど、静粛で燃費向上らしい。確認走行中です。 |
BDFと軽油混合率と エンジン種類 |
軽油 1リットルに対して BDFを 0.2 リットル混ぜる場合を B20 と呼びます。 20%ブレンドです。 軽油 1リットルに対して BDFを 0.05 リットル混ぜる場合を B5 と呼びます。 5%ブレンドです。 軽油とバイオディーゼル燃料の混合は事前に届け出が必要です。税金がかかります。 ディーゼルエンジンはB100でも動きますが燃料系統の樹脂系・ゴム系部品への影響や、BDF製造量の限界 および、良い効果のでる混合率など総合判断で B0.5 B1 B3 B5 B20 B100 と使い分けられています。 2サイクル混合ガソリンエンジン(草刈機・バイク)では B5〜B10 程度 4サイクルガソリン車で B1〜B3 程度の使用がされているようです。私も実験しています。 燃料とするより潤滑剤です。(燃料添加系潤滑剤) 但し、水洗浄が念入りにされ水分除去が念入りにされたBDFでないとなりません 2006年4月 経済産業省より品質確保法が発表されました。 |
本HP数値を引用する場合、新燃料研究所 朴 昶 壽 (パク チャンス)と明記すれば通知なく引用・利用を認める。 引用した文書・文献を郵送していただければ幸いです。 |
賞味期限 : 暗い涼しい場所で、火気がなく、周辺に可燃物のない容器に上までいっぱいにして保存しましょう。
酸化防止剤を販売しています。私は窒素ガスを利用する場合もあります。
消火器を常備しましょう。
火災時に水をかけると飛散して危険です。
炭酸ガス系か適当な消火方法を考えて下さい。そこまで しらないよお!
貯蔵法定限度は個人が必死にやってもおいそれとできない分量です。
詳細は各自が調査するか消防署に尋ねてください。
尚、このとき 119番で尋ねないこと・・・・・
Palm BDF
熱帯性油脂であるパームを原料にしてバイオディーゼル燃料にしてみました。
温帯性油脂よりはるかに気温低下には敏感です。
特性を理解して高品質BDFに変換するとパワフルなBDFとなります。
初心者向きではありません。
顕微鏡では低温対策剤の効果を観察できます。
低温対策剤 流動点降下剤 寒剤 いろんな呼び方があります。
国内外にもいろんな製品があります。
生産するBDF品質を一定にしないと選定や添加率の判明は困難です。
副作用もあるので御使用に際しては注意が必要です。
有料で評価実験用詰め合わせを販売します。
低温対策剤の効果確認画像です。松葉や栗イガ状なども観察できます。 | 低温対策剤の効果確認画像です。 いろんな結晶が観察できます。 |
撮影 新燃料研究所 2005年 | 撮影 新燃料研究所 2005年 |
低温析出の結晶画像が公開されていない場合は本当は実験できていない疑いが大です。 かなりの実験を行わないと低温対策技術は獲得できるものではないと感じています。 |
新燃料研究所の冬季標準は、
マイナス8度程度での、BDF100%濃度でのコモンレール車利用が狙いです。
http://green.ap.teacup.com/biofuel/3395.html
特別な成果です。一部分のみ流動します。
下部は粘性が高くなるものの凍結していない事例です。
Low Pour Point
燃料タンク内の確認をするのに燃料フィルターに接続されているパイプを外して減圧吸引しています。
不安な方は減圧吸引で燃料タンク内の観察をしましょう。
BDFとゴム パッキン ホース
バイオディーゼル燃料を使用する場合のゴムやホースとパッキンに関する記述です。
ホースやパッキンの材質を変更しても問題が発生する、それはBDF品質である。
本件はBDF情報として衝撃的である方も多いと思います。
日本のBDF常識から逸脱する部分があります。
http://green.ap.teacup.com/biofuel/2173.html
新燃料研究所
〒528-0047 滋賀県甲賀市水口町岩坂318
電話 0748-62-2176